こんにちはキャリーバッカーのTak@です。今回は、タイの新年を祝う水かけ祭り『ソンクラン』について勝手に紹介していこうと思います。
- そもそもソンクランとは?
- ルール的な事と注意事項
- 乗り物での移動は要注意
- 服装と身構えと心強さと〜
- 保護メガネや防水ケース
- 水鉄砲も現地で買えます
- 白い粉を塗られるかも
- この3日間の為に世界中から集まる
- 夜には一時休戦
- 地域によって雰囲気も違う
- 最後に
そもそもソンクランとは?
ソンクランは、タイの旧暦でお正月にあたります。4月13日・14日・15日の3日間は新年として、タイ政府が定めた祝日になります。
お清めのために年長者などの手にお水をかけたり、仏像にお水をかけて敬意を表すタイの新年に行う伝統的な風習です。
いつ頃から最近のようなスタイルに変化していったのかは分からないけど、世界中からたくさんの人たちがソンクランのために集まってきます。みんなで水をかけ合って楽しむ世界最大の『水かけ祭り』としても有名です。
ルール的な事と注意事項
みんなが楽しむお祭りなので、ルールやマナーにも気をつけて楽しみたいです。
一部の人たちが盛り上がり過ぎてしまうのは何処の国でも同じだけど、せっかくの海外旅行で怪我をしたりさせてしまっては台無しなので、ソンクランのルール的な事をいくつか書いてみます。
ソンクランの期間は、水をかけられても怒らない。
タイ全土で行われる行事なので、期間中外へ出らたらいつ水をかけられてもいいように心の準備はしておきましょうw
ソンクランに参加目的で来た雰囲気の旅行者なら、時には到着したばかりでキャリーバッグ持ったままでも洗礼を浴びる事もあります。個人的には準備するまではやめてあげてほしいと思いますけどw
水かけが禁止されてる場所では水かけしない。
例外的に一部のお店などでは店内でも水かけするようなクラブとかもあるみたいだけど、電車なども含め基本的に室内はダメです。
外で営業してる屋台などはビニールシートでカバーしてますが、水をかけられるのを想定してる訳じゃなくて、水しぶきを避ける為なので故意に狙ったりしないでください。ショッピングモール等は水かけ禁止の看板が出てたりしますし、お寺は絶対ダメです。外でみんなが楽しんでるエリアで一緒に楽しむのが間違いなくベストです。
水をかけてはいけない人もいるので配慮する。
お坊さんや街中で警備にあたってる警察官には水をかけないでください。警察官に関しては水かけに参加してる方たちもたくさんいるけど、水鉄砲持ってたりして確実に参加してると分かる方以外は僕も含め観光客が水をかけるのはやめましょう。
もちろんタイの王族関係者にも絶対に水をかけないでください。
それと、明らかに水かけには参加してない感じの方や、スーツ姿などオフィスワーク的なお仕事中の方などにも配慮しましょう。
乗り物での移動は要注意
ソンクラン当日に会場となる場所に移動するのに便利なんで、トゥクトゥクやソンテウやバイクタクシーを利用する人もいると思います。もちろん会場へ向かうって事は水鉄砲を持ってる時もあると思います。ソンクランに参加してる方たちは、乗り物に乗ってる人でも参加者だと思えば容赦なく撃ち込んできますw
バケツで浴びせてくる人もいるけど、実際これバイクだと結構危ないですw
過去にバスに向かって放水してるのも見た事あるので正直バスでも油断できないし、ソンテウやトゥクトゥクは間違いなく狙われます。逃げ場もないので嵐に巻き込まれたと諦めてくださいw
服装と身構えと心強さと〜
篠原涼子さんの名曲みたいになりましたが、これでもかってくらい水を浴びるのでそれなりに身なりの準備や身構えは必要ですw
男性はTシャツと海パンでいいと思うけど、僕は女性じゃないんで女性の服装は良く分かりません。とりあえず水着の上に普通に服着とけばいいと思うww ただし水を浴びると服が重くなるので生地少なめを選ぶとか、透けにくいとか、あえて透けやすい物を選ぶのかなど女性的なとこは自分に合わせて考えてくださいw
ちなみにソンクランでは花柄のアロハシャツを来て参加するのが現地の方たちの定番になってます。参加人数が多いバンコクではアロハの割合いは高くないかもだけど、地方のソンクランだとアロハ着た方がより馴染んでる感があって現地の方たちとも楽しめると思います。
いつ何処から撃たれるか分からないので、何時でも身構えておくといいです。何かの拍子にすごい大勢から集中砲火を浴びる事があります。特に酔っ払って悪ノリした白人さんが、みんなから撃たれまくってるのをよく見かけますw
もし標的になってしまっても、大和魂を忘れずに心を強く持って水浴びのひと時を楽しんでくださいw
あと、男性の皆さんは女の子が可愛いからって狙い過ぎないようにしましょうw 中にはお化粧してる方もいるし、タイでもカラコンが人気でしてる方もたくさんいるので、顔は狙わないように配慮したり、それ以外にも濡れたり落としたりするのでスマホなどを出してる方にも配慮してあげてください。
保護メガネや防水ケース
たくさんの人たちがアチコチに向けて水鉄砲を撃ちまくってるし、中にはエゲツないくらい強力な水圧の水鉄砲を持ってる人たちもいます。そんなのが目に入ると危ないから保護メガネはしてた方がいいです。
日中は明るいし僕はサングラスで行きました。コンタクトなんでマジで目だけは気をつけてました。
僕はiPhoneを防水ケースに入れて首から下げてましたけど、まともに歩けないないくらいの人混みに入る事もあるので、服の中に入れるなどして貴重品の管理は気をつけましょう!
どこもかしこも水びたしになるので、お金の管理に困るとこではありますが、ジップロックにいれて更に防水バックに入れたり、僕は現地の方の真似をして iPhoneの防水ケースに一緒に入れておいたりしてました。
ちなみに防水ケースや防水バッグ、保護メガネなんかは現地でも簡単に買えるので特にこだわりがないなら、タイで買えば安上がりです。
日中は水かけに行くだけだし大金は必要ないので、必要最低限のお金だけ持っていきました。濡れても大丈夫な小銭をたくさん持ってると何かと便利です。
バンコクの水かけ祭りだと、水鉄砲に水を補給するのに街のアチコチで水を貯めてて補給させてくれる所があるんだけど、5バーツとか10バーツ必要になるとこがあるので、濡れてもいいコインケースに5バーツや10バーツコインをたくさん用意してスグに出せるようにしておくのがおすすめです。
水鉄砲も現地で買えます
街のアチコチで水鉄砲の屋台が出てるので何処でも買えます。子供用のものからサバゲーでもするんですか?って感じの強そうなヤツまで並んでます。
白い粉を塗られるかも
ソンクランでは顔に白いのを塗った人たちを見かけることがあると思います。これはディンソーポンって日焼け止めとかでタイで使われてる炭の類いの粉です。ミャンマーで使われてるタナカみたいな感じだと思います。ソンクラン以外の時にタイの方が使ってるのは見た事ないけどw
ソンクランで街を練り歩いてると通りすがりに知らない人からこの白い粉を水で溶いた泥みたいのを顔とかに塗られる事もあります。ディンソーポンには痒み止めとか汗止めの効果もあるせいなのかスースーしたメントール的な感じもします。なので身体に塗られると寒くなるかも知れません。変なもんじゃないんでそこは心配しないでいいと思いますw
いつだか女性に対するセクハラだかで禁止になったって噂も聞いたけど、まだやってますねw 女性は特に狙われやすいので覚悟しましょうww
この3日間の為に世界中から集まる
ソンクランはタイ全土で行われてるので、どれだけの人たちが参加してるのか分からないけど、この水かけ祭りに参加する為だけに世界中からたくさんの人たちが集まります。
なので空港だけじゃなくアチコチが人で溢れかえります。航空券やホテルも値上がりするし予約し難くなるので、早めに予定を組むといいです。
そんな世界中から集まる人たちの中には、銃撃戦のスペシャリストみたいな人たちもいます。僕も戦いを挑んで僅か5秒でHold Upしましたけど、強力な水鉄砲を持った特殊部隊みたいな人たちには要注意w 水圧が強すぎてハゲるかと思ったわwww
夜には一時休戦
暗黙の了解的な感じで夜には一旦水かけが静かになって、いつも通りの夜が訪れます。ただし、盛り上がり続けてる人たちもいるので夜でも水かけしてる方もいます。
それとカオサンロードとかの一部の会場やクラブなんかは、夜も水かけイベントとかやってるらしいので、夜も水かけしたいって人たちにはそっちがおすすめです。
僕は夜まで水を浴び続ける体力がないオッサンなので、夜は屋台でご飯食べたりしてまったりする派ですw
地域によって雰囲気も違う
僕はバンコクで初参加した翌年には、チェンマイとアユタヤでもソンクランに参加しました。
同じソンクランでも地域色があって、地域ごとに違った楽しみ方ができるのでアチコチで参加してみるのも楽しいと思います。
バンコク
バンコクのソンクランは、世界一の水かけ祭りが体験できます。イベントとして開催されてる場所も多いので、だいたい何処のエリアに滞在しても参加しやすいと思います。
どこも人で溢れてるけど、水かけ祭りに参加するなら一度はバンコクのソンクランに参加してみてもいいと思います。
ソンクラン期間中はずぶ濡れになるから難しいけど、バンコクならソンクラン期間の前後にショッピングなんかも楽しめると思います。
ナイトマーケットならショッピングも食べ歩きもできるし禁酒日や自粛期間とかでなければアルコールの提供もあるし、何でも揃ってるのでここだけで十分楽しめます。
チェンマイ
チェンマイのソンクランは、観光客の集まるターペー門の周辺がメインの開催場所になってます。
のんびりな雰囲気のチェンマイでは、タイの伝統的な衣装を着た方たちのパレードがあったりもするので昔ながらの風習も見る事ができます。
チェンマイは自然も豊富でのんびりできる地域なので、ソンクラン期間の前後に素敵なカフェに行ったりお寺観光したり動物と触れ合うのもおすすめです。
夜にはたくさんのお土産品が並ぶナイトマーケットもいいですよ!チェンマイのナイトマーケットは既製品よりも可愛らしい手作りの商品が多めなのも魅力です。
アユタヤ
アユタヤのソンクランは、ゾウさんと一緒に水かけ祭りが楽しめるので家族連れや動物好きにはもってこいです。子供たちがめっちゃ多くて地方らしくのんびりとした雰囲気のソンクランです。
僕はゾウさんが好きなんで絶対にアユタヤのソンクランは行きたくて参加してきました。
アユタヤはアユタヤ遺跡が有名なのでソンクラン期間の前後に遺跡観光もできます。バンコクから日帰りでも行ける距離なので移動も比較的簡単です。
ただしソンクラン期間中は移動に時間がかかる事があるので、余裕をもってスケジュールは組んだ方が無難です。
最後に
ソンクランは毎年4月13~15日の3日間って決まってます。一部の地域では15日以降も含め1週間くらい開催してる地域もあるみたいだけど、基本的にはこの3日間のみです。
なのでこの3日間を避けた日に移動をしておくのがおすすめです。期間中に移動をすると渋滞などに巻き込まれたり、水かけられてもいい準備ができてないのに水かけられたりするので、期間前に行って終了後に帰るのがベストです。日程は決まってるので、ホテルや航空券等も早めにおさえておくといいと思います。もちろん予約時期によって料金が変わる事があるので、後で予約した方が安かったって事もあるかも知れないけどその辺は多めにみて余裕もって行動しておくといいと思います。ぜひ世界最大の水かけ祭りを体験してみてください。